競馬の楽園

中央競馬・地方競馬(ばんえい除く)共に。鉄板馬と穴馬共に1頭ずつ掲載するスタイル。

菊花賞 全頭診断(後半)

ベストアプローチ

 道悪・距離延長を1番歓迎していると思われるのがこの馬。

 前走は力負けだったがそこは仁川芝2400で淀芝3000とは別物。

 「狙いは叩き2走目」が合言葉の藤原英厩舎そして長距離レースに強い岩田が鞍上とその他の条件も揃っている。

 

サトノクロニクル

 前走セントライト記念は不利を受けながらも3着と力を示した。

 ハーツクライ産駒は道悪に強いイメージがあるが実際はそこまで強くない。

 しかし道悪だと一気に成績が上がる距離がある。それがまさに長距離なのである。

 鞍上の福永もここ5年で菊花賞連対3回と頼もしい。

 

ミッキースワロー

 前走乗り替わり重賞制覇で一気に菊花賞馬候補に名乗りを挙げた。

 一瞬の切れ味はキセキとほぼ変わらないだろう。

 鞍上の横山典も長距離レースには強い。

 しかし、この馬は遠征で滞在競馬では無い。遠征経験はあるのでさほど問題ではないだろうが、天候を考えると馬への負担は計り知れない。

 更に調教など見てもセントライト記念のときのような迫力に欠けるものがあるように見えた。

 

キセキ

 1番人気候補で能力的にはとても高いモノを持っているのは認めざるをえない。

 しかし元々は菊花賞は使わない予定であり、神戸新聞杯後に出走に踏み切ったため、正直デキとしてはイマイチだろう。

 また鞍上のデムーロは長距離が大の苦手。疑われる方は15年の菊花賞を見て頂きたい。人気薄の馬のため注目はさほどされていなかったがまぁ酷い。

 今回特殊な条件で行われるため積極的な騎乗が多いデムーロが捲ったり先行したり色々何か対策を練っていると思われるが、それがマイナスに働きそう。

 しかし良い点もある。馬主の石川達絵氏とアダムバローズ馬主猪熊広次氏は共に会社経営をしている仲。アダムバローズがキセキのラビットとなる可能性は十分有り得るしこれほど頼りになるラビットは早々いないだろう。

 

ポポカテペトル

 兄マウントロブソン同様非常にズブいことで有名。

 オウケンブルースリと同じ阿賀野川特別を勝っているためそこそこ人気しそうだが、正直どこが強いのか全く分からない。

 

ダンビュライト

 道悪歓迎の馬がもう1頭。それがこのダンビュライト。ルーラーシップ産駒が道悪得意。

 鞍上の武豊は言わずも長距離レースでは見逃してはいけない騎手の1人。昨年のエアスピネルの騎乗は非常に痺れた。

 しかし、先行馬であるため7枠は非常に不利だろう(エアスピネルも7枠でしたが)。

 そして調教がよろしくない。神戸新聞杯時は猛時計だったのが一変。ガス欠したかの如く平凡でスティッフェリオに先着まで許す事態。

 神戸新聞杯の反省なのか分からないが素人目でも調教失敗したのではないかと思ってしまう(そしてこの後長期休養行方不明が音無テンプレ)。

 調教だけでは切れない馬なので紐に入れておけば安心できると思うが昨年のエアスピネルよりは期待できない。

 

アルアイン

 皐月賞馬で前哨戦も負けはしたものの2着とまずまず。

 鞍上のルメールも「馬券OK」とそれなりに自信?はありそう。

 しかし菊花賞で過去10年勝ち馬がいない8枠で道悪も正直歓迎できない(大敗したら「馬場が…」とコメントする未来が見えてる)。

 しかし、メンバーで一番器用に立ち回れるのはこの馬しかいないし、安定感もメンバーNo.1。

 鞍上のルメールが平場でヤラカシまくった場合(先週みたく)、メインで神騎乗するのでそこで判断するのも一つの手だろう。

 

プラチナヴォイス

 真っ先に切りました。

 エンパイアメーカー産駒は芝の道悪だと成績落ちます。

 この馬は京都で2歳レコード出していますが、その時の面影がもうどこにもない。

 

マイスタイル

 2番目に切りました。

 逃げ馬で大外は致命的。そして鞍上の四位はこんな土砂降りじゃ絶対やる気出ないはず。平場乗らないからGIの騎乗手当で小銭稼ぎ。

 唯一買える点がクロニクル同様長距離道悪のハーツクライ