菊花賞 全頭診断(前半9頭)
重馬場適性に関してはメンバー№1あると言っても過言ではない。
しかし骨折明けで11ヶ月ぶりのレースそして2000mどころか右回りも経験したことのない馬がぶっつけ本番でこなせるのか。
バトルプラン産駒は短距離馬中心で距離的にも大きな不安を抱える。
②ウインガナドル
内枠に入ったことにより一気に人気馬の1頭となった。
前走は52キロながらも古馬に混じって差し有利の新潟で大外から果敢に逃げて4着と力を示した。
父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの淀長距離血統とも言える血統の持ち主で、既に重馬場で500万下を勝利している。
過去10年のデータでは消し。しかし『青葉賞馬からダービー馬は出ない』といった過去に1頭も出ていない鉄板データでは無いので馬券圏内は十分有り得る。
③スティッフェリオ
狭き抽選を突破し出走を果たした馬。
前走不利を受けながらトライアル4着と底力をみせた。
重馬場でも馬券圏内100%でステゴ産駒なので穴として期待できるが、前走まで乗っていた北村友が乗らないのが疑問。
詳しい事情は知らないがここ最近乗っていた騎手がここ1番のGIで乗らないのは乗っている本人にしか分からない『足りない部分』 がある可能性がある。
④クリンチャー
皐月賞4着、ダービーでは騎手が控えてしまい大バッシングを食らったのは記憶に新しい。
前走はかなり入れ込んでいて皐月賞の時の走りとは遠かった。
叩き2走目で重馬場巧者が多いディープスカイ産駒なので狙っている方も多いだろう。
しかし鞍上がやけに自信満々でまたやらかすのではないかと心配。
実際逃げ馬も多数いるし、この馬は特別スタートが上手いわけではない。
逃げないと力を発揮出来なさそうなので取捨に困る1頭である。
⑤トリコロールブルー
前走+32キロで1000万を勝ち、念願のクラシック出走にこぎつけた。
『空き巣』で名高い戸崎だが、わざわざ京都まで行きこの馬に乗るのだから確かな手応えがあるのだろう。
実際先週依頼がきてた馬は大敗。
この考えが仮に本当だとしたらほっとけない1頭である。
⑥マイネルヴンシュ
ステイゴールド産駒で上にコスモオオゾラなどがいるマイネル御用達血統。
気になるのは前走1000下を勝ったとき鞍上柴田大がガッツポーズしていたこと。
詳しい事情は知らないが、騎手がある程度菊花賞でもやれる自信があるという風に見るのも1つ。
穴としてはそこそこ期待できそう。
⑦アダムバローズ
前走5ヶ月ぶりの実戦でスローペースで逃げて大敗。
若葉Sはそれなりに速い時計で逃げているので、そっちの方が合うのだろう。
しかし内に逃げ馬が2頭いるためマイペースに持ち込むのは難しいし、控えるとダメになりそうなので買い辛い。
⑧サトノアーサー
正直どこが強いのかよく分からない。
相手なりにしっかり走るし、ダービーも大敗したとはいえ糞騎乗で上がりタイムも最速?だったので強いことは確かなのだが、これといったセールスポイントが見当たらない。
また池江厩舎や里見氏は距離適性無視して菊花賞に特攻することが非常に多いので、この馬は違うレースで買うべきだろう。
⑨クリノヤマトノオー
中1週でクリノ冠だから思い出出走と思われがちの馬。
しかしクリノにしてはそこそこ走る馬で現在2連勝中で、白百合Sではタイム差無しの2着。
ジャングルポケット産駒にはジャガーメイルやトーセンジョーダンといった天皇賞優勝馬にいて、長距離レースに強い。
そして本日京都10Rではジャンポケ産駒が2,3着と流れがきている。
鞍上の幸もダート色が濃いものの万葉Sを勝ったことあるのでそれほど心配していない。